MRIのIn phaseとOpposed phaseとは?
通常MRIは水と脂肪の信号を同時に記録している。
例えば水の信号が4、脂肪の信号が2とすると、4+2で6の信号として記録される。(左の図)
この脂肪の信号を逆の位相で記録することもできる。
つまり水の信号は4のままで、脂肪の信号が-2となり、4-2で合計2の信号として記録することができる。(右の図)
このように脂肪の信号を逆にする撮影方法をOpposed phase(逆位相)といい、通常通りに撮影する方法をIn phase(同位相)という。
主にOpposed phaseは脂肪抑制画像では確認しづらい組織の一部に脂肪が沈着していることを確認するときなどに利用される。