シンプル研究室

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付箋復習勉強法 ~医師の実践してきた勉強法~

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はじめに

医師の実践してきた勉強法シリーズ第2回です。

前回の続きになりますので前回をまだ読んでいらっしゃらない方はぜひ読んでみてください。

 

前回(第1回)↓

nyoronyoronyoro.hatenablog.com

 

 

勉強法を紹介する前に

私が自分で勉強法や勉強の仕方を考えるときに大切にしていることがあります。

それは、具体的であるかどうかです!

具体的でなければ勉強するとき状態に学習効果が大きく左右されてしまいます。

 

例えば本を読むとき、「ある程度読んだら内容を復習する」という勉強の仕方では、勉強の計画があいまいすぎます。

一体どのタイミングで復習するのか、復習にはどのくらい時間をかけるのかが具体的に決まっていません。

この状態で勉強を続けてもその時その時で復習ができたりできなかったりします。

勉強の質にムラができてしまうのです。

 

なので「1ページ進むごとに前のページの内容を1分思い出す」という勉強法にすると、復習をコンスタントに行え、しかも1分という時間も決まっているのでどのくらい復習するか迷うことがありません。

この迷うことがないというのが勉強法においてとても重要だと思います。

なぜなら復習するかしないかそのたびに判断しているとそれだけで疲れてしまうからです。

ただでさえ勉強で頭を使うのですから、不要な所では頭を使わない工夫が必要です。

 

 

付箋復習勉強法

お待たせいたしました。メインコンテンツです。

この勉強法は私が高校生の時に考え、医学部の勉強でも大いに活躍してくれました。

 

この勉強法に必要なものは付箋教科書のみです。

教科書でなくても、ドリルなどの問題集でも大丈夫です。

 

まず付箋を2枚、教科書(もしくは問題集)の1ページ目に貼ります。

次に好きなページ読んでいきます。

読み終わったら付箋①を読み終わったページに貼ります。

1日目の勉強が終わった時点では1ページ目に付箋②、読み終わったページに付箋①が貼られています。

2日目に勉強するときには、付箋②の貼られている初めのページから復習します。

復習が終わり付箋①まできたら、付箋②を付箋①のページに移します。

次に新しい部分を読み進めます。

読み終わったら付箋①を最後のページに貼ります。

3日目以降も同じように付箋②~付箋①の箇所を復習し、付箋①から新しい部分を読み進める形になります。

 

長々と分かりにくい説明ですみません。

端的に言うと、前回の勉強範囲を復習してから新しい範囲を勉強するということです。

それを付箋でしるしを付けているだけのことです。

 

この勉強法は単純で誰でも思いつくものだと思います。

しかし、この単純であることがとても重要です。

これにより確実に復習を1回行うことができ、しかも単純であるがゆえに汎用性が高く、たいていの教科で使うことができます。

また単純なため復習するかしないかで迷ってしまうこともありません

 

人の記憶は指数関数的に忘れていきます。

有名なエビングハウス忘却曲線のことですね。

このエビングハウス忘却曲線によると、人が忘れるスピードは初めが最も高く、徐々に緩やかになっていきます。

1日後であれば67%忘れるとされています。

このため翌日復習することは実に理にかなっていると思われます。

 

とても簡単でいて効果が高い勉強法なので皆さんやってみてはいかがですか。

 

次回、いかにして暗記から逃れるかについて解説します。

「暗記しない勉強法」については次回!

ぜひご覧ください!

次回↓

nyoronyoronyoro.hatenablog.com