気管挿管の困難度の評価のMallampati(マランパチ)分類とは?
Mallampati(マランパチ)分類とは?
気管挿管(気管内にチューブを挿入する行為)が困難かどうかを評価することができる診察所見の一つです。
麻酔科医が手術前の診察で行うことがある。
Mallampati(マランパチ)分類を行う方法
患者に正面を向いてもらい、できるだけ大きく口を開けてもらいます。
そして舌をできるだけ前に突き出してもらいます。
少し恥ずかしいですね。
どのように分類するのか
喉の見れる範囲によって以下のクラス1から4に分類されます。
クラス4が一番、気管挿管が困難とされています。
クラス1
口蓋弓、軟口蓋、口蓋垂ともによく見える。
クラス2
口蓋弓、軟口蓋は見えるが、口蓋垂の先端が見えない。
クラス3
口蓋垂の基部と軟口蓋しか見えない。
クラス4
軟口蓋は見えず硬口蓋しか見えない。
最後に
舌を出すだけでできる簡単な診察なので、手術で気管挿管することになっている方はやってみてはいかがですか?