【MRI】拡散強調画像のb値ってなに!
MRIの拡散強調画像の情報欄に載ってるb値。
何かと気になって調べてみました。
b値について簡単にイメージがつくように説明します。
b値とは一言でいうと
「拡散の協調されている程度を示す値」
です。
拡散強調画像は水分子のランダム運動(ブラウン運動)を検出し画像化します。
ブラウン運動による拡散が大きいものを低信号に、拡散が小さいものを高信号に描出します。
脳梗塞や腫瘍では細胞が腫大化するため水分子の動きが制限され拡散が小さくなります。
そのため脳梗塞や腫瘍といった病変のある部位で高信号に描出されるのです。
b値はその拡散をどれだけ協調した画像にしているかを表しています。
つまりb値を高く設定すると、高信号はより高信号に、低信号はより低信号になります
。
あまり高く設定しすぎると画質が劣化するため、普通は800~1000に設定されています。